Freelance Pluse

メニューを開く
  1. 福岡のフリーランス向け求人・案件TOP
  2. フリプラLab一覧
  3. ITエンジニアの種類って、どれくらいあるの?初心者にもわかりやすく解説!
登録なしで!わがままLINE相談 ご登録はたった10秒!無料登録

ITエンジニアの種類って、どれくらいあるの?初心者にもわかりやすく解説!

ITエンジニアとしてキャリアを極めたい!と思ったら、押さえておきたいのが「ITエンジニアの種類」。 他の業界と比較して、まだ歴史の浅いIT業界。「ITエンジニアあるある」として、「ネットワークエンジニアなのに、プリンタの修理を頼まれた…」といった声もよく聞かれるように、ほかの業界から見た場合、その専門性の正しい見極めは困難です。 今回は、ITエンジニアの種類にどんなものがあるか、これからエンジニアを目指す方にもわかりやすくご紹介します。

システムエンジニア

システム全体に関わる仕事をする職種です。略して「SE(エスイー)」と呼ばれます。
システム開発は、要件定義→設計→開発→テスト→リリース→運用保守、といった工程が基本になりますが、システムエンジニアは、このすべての工程についての知識を持って業務を遂行する必要があります。
一気通貫して担当するケース、要件定義から設計までの「上流工程」と呼ばれる部分だけを担当するケース、などプロジェクトによって様々ですが、基本的には全行程についての知識と理解が必要です。

システムエンジニアは、ユーザーニーズを正しくヒアリングし、その内容を元にシステムを開発するための、設計書を作成する仕事です。
その為、よく勘違いされがちな「誰とも話さずにずっとPCに向かっている人」というイメージには当てはまらず、要件定義では、実際にそのシステムを使用するユーザーと何度も打合せを重ね、開発フェーズではプログラマーへの的確な指示と進行管理を行い、運用保守ではユーザーサポートを実施する、といったようなむしろ様々なタイプのステークホルダーと連携することが求められる職種です。

特に、対象となるユーザーがWEBに明るくない業界にいる場合、そのコミュニケーションは困難を極めます。
企業が、「それまで紙で運用していた経費精算などの仕組みをWEBシステム化しよう」といったような場合です。

パソコンのスイッチの入れ方もわからないユーザーに対して、システム化の要望を聞き出し、実際に使用できるところまで導くと言ったプロジェクトも多々あります。
その為、幅広い知識が求められる職種であると言えます。


プログラマー

プログラマーとは、その名の通りプログラム言語を使いシステム制作を行う職種です。
システムエンジニアと同じ意味だと思われることもありますが、システムエンジニアがシステム全体に関わる職種であるのに対し、プログラマーは、システム開発工程の「プログラミング」のみを担当します。

システムエンジニアが設計する設計書の仕様に従い、プログラムの設計・コーディング・テスト・バグ修正などを担当します。
一般的には、まずプログラマーを経験した後にシステムエンジニアになる、という流れが多いですが、必ずしもプログラマーからスタートしなければならないというわけではありません。

特に大企業のキャリアパスでは、プログラミングは全て外注し、正社員は最初からシステムエンジニア職に就く、というケースも多いです。
しかしながら、システムエンジニアとしての業務を遂行する為に、そのシステムに採用されているプログラミング言語の知識や肌感はあるに越したことがありません。
また、言語の良しあしがわからないと、エンジニアになって自分が担当するシステムにどの言語を採用するかの正しいジャッジができなかったり、チームメンバーとなるプログラマーの進捗管理が破綻する原因になりますので、一度、自分自身でプログラマーを経験してから、システムエンジニアを始めとした別のエンジニア職種を目指すことは非常に有益です。


フロントエンドエンジニア

Web技術の進歩に伴い生まれた、比較的新しい職種です。
その為、意味合いや詳細な担当範囲が企業や場所によって多少異なりますが、「フロントエンド領域を担当するエンジニア」というのが基本です。

フロントエンド領域とは、システムやアプリケーションを利用するユーザーの目に触れる部分のことを指します。
用いる技術としては、HTML、CSS、JavaScript、PHP、各種CMSなどを駆使して、WEB制作を行います。

従来の「HTMLコーダー」「マークアップエンジニア」と呼ばれる職種との違いは、
HTMLコーダーが、主にHTMLをメインにサイトやシステムの見た目部分を制作する業務を担っているのに対し、フロンエンドエンジニアはもう一歩踏み込んで、CSS、JavaScript、PHPなどを活用した開発的な業務も担当します。

コードのメンテナンス性を考慮した設計から、実際の開発、テストといった部分は勿論、場合によってはユーザーへ直接ヒアリングするなど
プロジェクトを統括するシステムエンジニアやディレクターと連携した仕事も行います。


バックエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアの対になる職種です。
「バックエンド」の言葉の通り、ユーザーの目には触れない裏側の処理を担当します。
バックエンドで使用される言語は、フロントエンドと比較して難易度の高いものが多く、「誰とも話さずにずっとPCに向かうエンジニア」のイメージは、このバックエンドエンジニアが一番近いかもしれません。



エンベデッドエンジニア(組み込みエンジニア)

これまでのWEB系エンジニアとは一味違う職種です。
プログラミングなどのITスキルが必要なことには変わりませんが、対象は「家電」「自動車」などの中に、システムを組み込んで追加する、という仕事になります。

スキルセットとしては、情報処理推進機構にて実施の、情報処理技術者試験のなかで「エンベデッドシステムスペシャリスト」の対象者像がそのまま当てはまるでしょう。

"高度IT人材として確立した専門分野をもち、組込みシステム開発に関係する広い知識や技能を活用し、
最適な組込みシステム開発基盤の構築や組込みシステムの設計・構築・製造を主導的に行う者"
引用:IPA 情報処理推進機構「エンベデッドシステムスペシャリスト試験」

電子レンジや冷蔵庫、テレビなど、最近は高機能な家電が増えてきたと思いませんか?
例えば、昔では考えられなかった「野菜を新鮮に保つ温度管理のできる冷蔵庫」などのような、それぞれの家電の基本機能にプラスアルファでついている機能は、まさに「組込みシステム」で実現されている場合が多々あります。

こうした、機能追加のシステム設計や、実際の組み込みを行うのがエンベデッドエンジニア(組み込みエンジニア)になります。


データベースエンジニア

データベースエンジニアとは、システムの中でも特に「データベース」に特化して
業務を担当するエンジニアのことを指します。

データベースはシステムの要。
特に、大量のデータを捌くシステムの場合には、複数名データベースエンジニアを設置する場合もあるほど重要なポジションです。

スキルセットとしては、情報処理推進機構にて実施の、情報処理技術者試験のなかで「データベーススペシャリスト」の対象者像がそのまま当てはまるでしょう。


”高度IT人材として確立した専門分野をもち、データベースに関係する固有技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、
固有技術の専門家として、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者”
引用:IPA 情報処理推進機構「データベーススペシャリスト試験」

また、データーベース言語の基本である「SQL」が必須になります。

携わる業務としては、データベースの設計、開発、運用保守がメインになります。
大量のデータを長期間扱うためには、データベースの最適な設計が欠かせません。
また、データベースへの不正アクセスを考慮したセキュリティも考慮しなくてはなりません(※セキュリティエンジニアと連携する場合もあります)。
さらに、システムの運用歴が長くなりデータ処理が重くなってきた場合のチューニングなど、システムのデータ処理の最適化を、責任もって実施する職種です。

扱うデータベースとしては、「Oracle」や「Microsoft SQL Server」が主流となり、これらの技術知識も深める必要があります。
特にオラクルは認定試験制度を設けており、オラクルのデータベースやSQLのスキルアップに向けた試験が充実しています。
オンラインでも受験可能ですので、将来データベースエンジニアを目指す方は、早めにチェックしておくと良いでしょう。


ネットワークエンジニア

ネットワークに特化したエンジニアです。
スキルセットとしては、情報処理推進機構にて実施の、情報処理技術者試験のなかで「ネットワークスペシャリスト」の対象者像がそのまま当てはまるでしょう。

”高度IT人材として確立した専門分野をもち、ネットワークに関係する固有技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、
固有技術の専門家として、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者”
引用:IPA 情報処理推進機構「ネットワークスペシャリスト試験」


業務としては、ネットワークの設計、構築、運用、保守が基本になります。
ネットワーク構成の最適化を設計し、ルーターなどのネットワーク機器や回線の選定を行います。
ネットワークは維持コストがかかることが基本なので、そうしたコスト運用の計画も立てます。

ネットワークは、一度構築してしまえば、障害が起きない限りは安定した運用・保守を遂行する業務になりますが、ネットワーク障害は予期せぬタイミング・原因で起こることも多く、対応難易度は高いと思って良いでしょう。
また、災害などもネットワーク障害の要因となることが多く、復旧は容易に行えない場合もあります。
「ネットワークエンジニア」と検索すると、関連語に「やめとけ」と表示されるなど、なかなか大変な職種ではありますが、クラウド技術なども発展した、昨今のシステムには欠かせない技術領域ですので、安定したポジションが約束されるという視点ではかなりおすすめです。


サーバーエンジニア

サーバーの設計・構築・保守運用を行うのが、サーバーエンジニアです。
サーバーとは、英単語の「server」、つまり「提供する」という意味合いの通り、ネットワークでつながった別の端末からのリクエストを処理してデータを返す、すなわち提供するコンピュータのことを指します。

スマホやPCから、様々なサイトを閲覧したり、ネットショッピングをしたり、動画を見たりするかと思いますが、それらのデータは、基本的にサーバー側で処理されて、私たちが使う端末にデータが送られてきているのです。

サーバーエンジニアが構築し、運用したサーバーを、ネットワークエンジニアがネットワークに接続することで、ネットを介したWEBサービスが成り立っています。

普段、ユーザーとしての立場ですと「サーバー」を意識することはさほどないかと思いますが、
「テレビで紹介された商品のサイトを見ようと思ったら、アクセスが集中してサーバーがダウンしていた」
といった会話は、たまに耳にするのではないでしょうか?
ああいった「サイトが見られない」時に何が起きているかというと、極端に倍増したアクセスの負荷にサーバーが耐え切れず、処理が不可能になってしまっているのです。
サーバーエンジニアは、そうした負荷の予測をした上でサーバーの設計・構築を行いますが、テレビや突然のバズといった、瞬間風速的な負荷まで許容した設計にしてしまうと、通常時の維持コストが莫大なものになりますので、どのリスクをどこまで取るか、といった運用計画も立てています。

ちなみに、サーバーにはどんなものがあるかご存知ですか?
ITエンジニアを目指すなら知っておきたい代表的なサーバーの種類をいくつかご紹介します。

・WEBサーバー
WEBサイトなど、WEBを利用したサービスを提供するのに必須のサーバーです。
WEBページを表示するのに必要な、画像やHTML、CSSなどの情報を返します。

・DB(データベース)サーバー
データベースを運用するために使用する場合、DBサーバーと呼ばれます。
搭載されているデータベースから、必要なデータを返します。

・メールサーバー
エンジニアではない方でも、メールサーバーという言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。
メールを送受信するためのサーバーです。
送信、受信で別のサーバーとなり、送信はSMTP、受信はPOPとなります。
ユーザーが使用するメールソフトと連携して、メールの送受信を実現します。

・FTPサーバー
「ファイル転送プロトコル」のことを指し、WEBサーバーとファイルのやり取りをします。ちなみに、FTPの「T」は「転送」の頭文字ではなく、「File Transfer Protocol」の略です。


セキュリテイエンジニア

情報のセキュリティ管理に特化したエンジニアです。

情報処理推進機構でも、情報セキュリティに関する情報発信は他の領域と比較しても多くなっており、以下を見ても、セキュリティ対策の重要性がわかるかと思います。

引用:IPA 情報処理推進機構「情報セキュリティマネジメント試験とは」
”機密情報を守り、ITの安全な利活用を推進する、情報管理の要となる存在が、強く求められています。
ITの高度化やインターネットの普及が社会に様々な恩恵をもたらす一方、サイバー攻撃の手口はますます巧妙化・複雑化し、社会全体に対する非常に大きな脅威となっています。"

セキュリティエンジニアに必要な内容が学べる「情報セキュリティマネジメント試験」を開催しており、出題範囲は以下のようになっています。

〇重点分野
・情報セキュリティ全般
 →機密性・完全性・可用性、脅威、脆弱性、サイバー攻撃手法、暗号、認証 など

・情報セキュリティ管理
 →情報資産、リスク、ISMS、インシデント管理などの各種管理策、CSIRT など

・情報セキュリティ対策
 →マルウェア対策、不正アクセス対策、情報漏えい対策、アクセス管理、
情報セキュリティ啓発 など

・情報セキュリティ関連法規
 →サイバーセキュリティ基本法、個人情報保護法、不正アクセス禁止法 など

〇関連分野
・テクノロジ
 →ネットワーク、データベース、システム構成要素

・マネジメント
 →システム監査、サービスマネジメント、プロジェクトマネジメント

・ストラテジ
 →経営管理、システム戦略、システム企画


セキュリティ対策に向けて、運用まで一気通貫して担当することが求められます。
また、プログラマーが作成したプログラムのセキュリティレベルまでチェックする必要があり、これは「セキュアプログラミング」と呼ばれます。
このように、セキュリティ対策の最新情報からプログラミングのフォローまで、幅広い知識が必要となる職種です。

更に、平成29年度からは「情報処理安全確保支援士」という制度が登場し、以下の様に定義されています。

”情報処理安全確保支援士試験合格者は、情報セキュリティに関する知識・技能を有するものとして、経済産業大臣から合格証書が交付されます。 情報処理安全確保支援士試験合格者は、所定の登録手続きを行うことで、国家資格「情報処理安全確保支援士(登録セキスぺ)」の資格保持者となることができます。”

”サイバーセキュリティに関する専門的な知識・技能を活用して企業や組織における安全な情報システムの企画・設計・開発・運用を支援し,また,サイバーセキュリティ対策の調査・分析・評価を行い,その結果に基づき必要な指導・助言を行う者”

セキュリテイ技術の専門家が、いかに重要視されているかがわかりますね。


【参照元】https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sc.html

クラウドエンジニア

エンジニアの種類の中でも、フロントエンドエンジニアのように、比較的新しい職種です。急速に拡大しているクラウド化に特化して対応するエンジニアです。

昔と比べて、各段に早くなったネットワーク通信速度のおかげで、様々なサービスが「クラウド化」できるようになっています。
クラウド化とは、自分が目の前で扱っているコンピュータの中でデータのやり取りや管理をするのではなく、ネットワークでつながった特定の場所で、データを扱えるようになる技術のことです。クラウドコンピューティングと呼ばれます。

クラウドエンジニアが行うのは、クラウドの仕組みを活用したネットワークの設計・構築・運用保守です。新しい技術の為、従来のネットワークエンジニアやサーバーエンジニアで対応できない場合もあり、需要は増えています。

クラウドエンジニアになるためには、クラウドの知識は勿論のこと、ネットワーク・データベース・サーバーなど、システム全般の知識が必要になります。また、既にネットワークエンジニアなどで活躍しているようであれば、クラウドの知識を会得することでクラウドエンジニアの対応領域をカバーすることができます。


セールスエンジニア

セールスエンジニアとは、ITエンジニアと営業の両方の側面を持つ職種のことを言います。
ITエンジニアの技術領域は専門性が深く、難解なシステム用語も多い為、システム導入を検討しているが詳しくないクライアントにとっては、エンジニアに直接説明されても、全く理解ができずに諦めてしまう…といったケースがあります。

そんな時に活躍するのが、このセールスエンジニア。一般的な営業職の様に、専門性を持たない人にもわかりやすく、システム導入のメリットを提案することができます。
その他、スタートアップのシステム会社で、なんとか案件を受注しなくてはならないが、営業に特化した人材を雇うコストが無い、といったような場合にも、営業と開発、どちらのスキルも併せ持つセールスエンジニアの存在が重宝します。

セールスエンジニアを目指す場合、営業と開発、両面への深い理解が必要になりますので、まずはどちらかの職種を、実際に経験するのがオススメです。


マークアップエンジニア

HTMLなどのマークアップ言語を使用し、WEBページに掲載するコンテンツの意図を、タグを用いて正確に定義づけしながらコーディングを行うエンジニアを、マークアップエンジニアと呼びます。

フロントエンドエンジニアの欄でも少し触れましたが、人によっては、デザインやJavaScript、PHPを用いた開発まで対応します。

また、適切なマークアップは、WEBサイトの集客施策の一つであるSEO対策に良い効果をもたらす等、業務を通してアクセシビリティに寄与することができます。


テストエンジニア

テスターと呼ばれることもあります。
システム開発において、テストは非常に重要な工程です。テストと一口に言っても、単体テスト・結合テスト・総合テスト・運用テストなど多岐にわたり、そのテストケースの作成と実施は、非常に工数がかかります。

テストエンジニアは、そうしたテストの効率化と、製品の品質向上を目指すための業務を行います。
テスト技法の検討から、テスト実施におけるスケジュール管理、テスト結果ドキュメントのまとめの他、テストツールを実際に作成し、人的コストの削減やテスト品質の向上を図ることもあります。

テストエンジニアが作るツールの他、様々な「テスト自動化」に向けた動きも加速していますが、テストエンジニアの活躍の場を脅かすものではなく、むしろ自動化したテストの確認を行う、といった別の役割が生まれているようです。


社内SE

企業の中に常駐し、社内で起こるシステム関連の課題を解決するエンジニアです。
企業によって役割やポジション、対応範囲は異なってきます。既存システムの簡単な修正くらいは対応する場合もあれば、実際の開発はすべてパートナー企業に依頼する、という場合もあります。

主に、会社運営に必要なシステムの導入や、既存システムのトラブルの一次受けなどを行い、社内のITリテラシを上げていく立場になります。
ITスキルは勿論必須ですが、実際に開発を行う他の職種と比べると、専門性を深堀していくというよりは、広く浅く知識をつけておく、といった方が、現場のニーズに合致するでしょう。


ブリッジエンジニア

日本国内で深刻な、エンジニア人材の不足に対応する為、海外のエンジニアに協力を仰ぐ「オフショア開発」が拡大しているかと思います。
しかし、やはり言葉や文化の違いは大きく、思ったよりも成果が出ないといった残念なケースも多いようです。
せっかく、技術力のある海外エンジニアで開発チームを作ったものの、意図がつたわらず全く違うものが出来上がってしまった、といった例も、枚挙にいとまがありません。

特に、人件費の削減を目的としたような場合、その傾向は顕著で、システム開発の最終局面になってから、結局日本人のエンジニアが全て開発しなおす…といった悲劇も現実にあるようです。

そうした、残念なオフショア開発の再発防止に向けて誕生した職種が「ブリッジエンジニア」です。オフショア発注先と、発注元の国内チームの橋渡しとなり、開発プロジェクトを円滑に進める役割を担います。

求められるのは、システムエンジニアとしてのスキルの他、オフショア発注先のメンバーとコミュニケーションが可能な言語力も必須です。


どのエンジニアを目指す場合にも役に立つ資格

様々なエンジニアの種類を見てきましたが、どの職種を目指す場合にも、システム開発の基本的な知識を身に着けておくことが重要です。
国家試験である「情報処理技術者」の試験区分より、それぞれの職種に合った資格試験をご紹介しましたが、どの職種を目指す場合にも、全ての基本となる資格試験がありますので、学ぶ順番に沿ってご紹介します。

基本情報技術者試験

ITエンジニアの登竜門とされる試験です。4月と10月の年2回開催されています。

情報処理推進機構の公式ページでも”ITエンジニアとしてキャリアをスタートするには、まず基本情報技術者試験から受験することをお勧めします。
しっかりとした基礎を身に付けることにより、その後の応用力の幅が格段に広がります。”と紹介されており、ITエンジニアを目指すなら、受けておいて損はない試験です。


応用情報技術者試験

「ワンランク上のITエンジニア」を目指すための試験です。基本情報技術者試験の上位レベルに該当します。
情報処理推進機構の公式ページでも、次のように紹介されています。
”ITエンジニアとしてのレベルアップを図るには、応用情報技術者試験がお勧めです。技術から管理、経営まで、幅広い知識と応用力が身に付き、システム開発、IT基盤構築などの局面で、高いパフォーマンスを発揮することができます。”

基本情報技術者試験の出題範囲に加え、アーキテクチャ、ネットワーク、データベース、組込みシステムなど高度な専門分野の他、
プロジェクトマネジメントや、経営に関する知識も学ぶことができます。


プロジェクトマネージャ試験

続いて、「ITプロジェクトの成功請負人」を目指せる、「プロジェクトマネージャ試験」をご紹介します。
情報処理推進機構の公式ページでは、次のように紹介されています。
”プロジェクト全体の意思決定を実行し、品質・コスト・納期に全責任をもち、前提・制約の中でプロジェクトを確実に成功に導き、プロジェクトメンバを成長させるマネージャを目指す方に最適です。”

情報システムのプロジェクトを成功させるための手法を体系的に学ぶことができますが、情報システムに関わらず、一つのチームをいかに成長させるか、どのように目標達成へ導くか、といったビジネス全般で役に立つ内容となっています。


【参照元】https://www.ipa.go.jp/index.html

まとめ

今回は、ITエンジニアの種類を紹介しました。
様々な専門領域があり、更にIT技術の発展に伴って新しい職種も登場するなど、ITエンジニアという職業は奥が深いですね。
目指したい職種はありましたか?おすすめの資格試験なども合わせてご紹介しましたので、ぜひ活用してください。


イベント情報

受付終了

Coming Soon [近日公開]

開催日
2020.01.01 (Wed)
開催時間
-
開催場所
-
参加費
-

イベント情報一覧を見る

Freelance Plusで
今よりPlusな生活をする。

まずは無料登録
ご登録はたった10